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返済が始まった。
銀行に、どう話すか。
据置期間が終わって元金の返済が戻ってきた。数字は自分でも分かっている。 分からないのは、それをどう説明するかのほうです。
資金繰り表の作り方を教えるツールはあります。計画書のテンプレートもあります。 このツールが作るのはその手前、銀行に出す説明文と、面談当日に何を聞かれるかのほうです。
あてはまるなら、まだ整理できていない状態かもしれません
- ・ 資金繰り表は作ったが、それに添える説明文が書けない
- ・ 「なぜこうなったのか」を聞かれたときの答えが、外部要因だけになる
- ・ メインバンクとサブの銀行で、何をどう話し分ければいいか分からない
- ・ 税理士に頼む予算はないが、丸腰で行くのは避けたい
- ・ 前回出した計画と実績がずれていて、更新の面談が近い
所要 5〜10分。会員登録不要。入力内容はブラウザ内でのみ処理し、サーバーには送信しません。
出力されるもの(7点)
01
資金繰り表 注記・前提説明書
表の数字だけでは伝わらない前提・悪化の理由・未確定事項を書き分ける。
02
経営改善計画書 定性パート
窮境原因・改善施策・数値目標の根拠。数値計画そのものは作りません。
03
条件変更(リスケ)申入れ・経緯説明文
何をお願いするのか、なぜそうなったのかを1通で。
04
金融機関別 折衝メモ・想定問答
メイン/サブ/公庫/保証協会で聞かれることは違う。相手別に用意する。
05
制度申込の事業計画説明文
借換・経営改善支援・セーフティネット等の添付説明文。
06
追加融資/条件変更の趣旨説明文
資金使途を支払先・金額・時期まで分解する。
07
定例モニタリング報告レター
条件変更後の報告。差異の説明と、悪い情報を先に出す枠。
中心は 04 の折衝メモ・想定問答 です。書類は郵送できますが、 面談でその場で答えられるかどうかは、書類とは別の準備が要ります。
数字は、あなたの試算表の数字しか使いません
このツールは、将来の売上・利益・資金繰りの予測値を作りません。 生成される文書に入る数字は、あなたが決算書と試算表から転記した実績値と、その四則演算だけです。 埋まっていないところは、それらしい数字で埋めずに【 】のまま残します。
入力した数字から出すもの(定義つき)
- ・ 簡易キャッシュフロー = 営業利益 + 減価償却費
- ・ 年間の約定返済額 = 毎月の約定返済額 × 12
- ・ その差 = いまの収益力で、約定どおりの返済が続くかどうか
- ・ 手元資金 ÷ 直近月商 = 手元資金は月商の何か月分か
金融機関は自行の基準で査定します。ここでの計算と一致するとは限りません。
説明の原則
悪い情報ほど、自分から先に出す
税金や社会保険の滞納、手形のジャンプ、他行への相談、赤字現場の存在。これらは後から金融機関が別ルートで知ると、内容そのものより「隠していた」ことが問題になります。先に自分の口から出す。
数字は試算表の実数のまま出す
見栄えのために丸めたり、都合の良い期間だけ切り出したりしない。提出資料の間で数字が食い違うことが、最も信用を落とします。
将来については、条件つきでしか約束しない
「必ず戻します」ではなく「◯◯が実現できれば、◯年◯月から通常返済に戻せると考えています。実現できなかった場合は改めてご相談します」と書く。守れない約束は次の面談で必ず問われます。
1行だけに先に話す・1行だけ先に返す、をしない
取引金融機関が複数ある場合、扱いに差をつけるとほぼ必ず他行に伝わります。同じ内容・同じ条件でお願いすることを、最初に自分から宣言する。
このツールがやらないこと
- ・ リスケジュール(条件変更)や追加融資が認められるかどうかの判定・見通しの提示
- ・ 債務者区分・格付けの推定、金融機関がどう評価するかの予測
- ・ 将来の売上・利益・資金繰りの予測数値の生成(数字は入力された実績値だけを使います)
- ・ 実態と違う書き方への言い換え、悪い数字を目立たなくする表現の提案
- ・ 債務免除・私的整理・法的整理(民事再生・破産等)の要否判断、および金融機関との交渉の代理
- ・ 決算書・試算表の作成や修正、税務上の判断
3番目と4番目は、この種のツールで最も要望が多く、最も断るべきところです。将来の数字は、外部のツールが作った時点で根拠のない数字になります。金融機関に出す資料の数字が実態と違えば、期限の利益の喪失・信用保証の免責・詐欺罪といった問題に直結し、経営者ご本人が最も重い結果を負います。「銀行に通る書き方」ではなく「事実を、伝わる順番で並べる」ことだけを支援します。
ナレッジ版:2026-07-29